IT重説解禁
インターネットなどの技術の進歩により世の中の仕組みがどんどん進歩しています。
当然ながら不動産業界もその流れに乗り、効率化が図られています。
その中に一つの大きな出来事として、IT重説解禁があります。
と言ってもお客様からしてみれば一体なんのことだか分からない方が多いかと思います。
IT重説とは宅建業法にしたがって、通常であればご契約前に重要事項説明というものを対面で宅建士により行わなければならないという内容に関係しています。
今までは遠方からのお引越しの方やご多忙の方におかれましても、ご契約前やご契約時に不動産屋または管理会社までお越しいただき、重要事項説明を対面にて受ける必要がありました。
この移動の手間や時間をIT技術により省いてしまおう、またそれを法的にOKにしようという動きがここ数年あり、ようやく本格的に運用が始まることとなりました。(賃貸借契約のみ)
今の段階では、お客様にスマホアプリやスカイプなどをインストールしていただく必要や、書類自体は、あらかじめ郵送などによってお客様のお手元に渡っている必要があるなど、若干の手間が発生するため、まだ普及には少し時間が掛かりそうな気もします。
しかしそういった手間も時間の問題で、いずれはもっとスマートな重説が可能になってくるでしょう。
これをとっかかりに捺印や認証、決済などもどんどん簡略化されるといいなと思います。
でもあまりに進化するとまさに仲介という仕事自体をITに乗っ取られる危険が現実化してしまうというジレンマにもかられますが、、
未来はどうなっていくのでしょう、何かのきっかけでガラッと変わってしまう今のIT社会において、人間として将来も必要とされる仕事、価値のある仕事をしなければ生き残っていくことは出来ないなと思いました。